It's the final countdown.

世界を大いに盛り上げるための杉浦太陽の皆さんこんばんは。ryuta(represent大船)です。本日は、自分の過去ログからオススメのエントリを10個選んで、その理由も教えてくださいバトンが廻って来た、と僕のゴーストが囁くので答えたいと思います。ここは日記なので日付単位で挙げてみます。“”で括ってるのはその日記の中で気に入っている文章です。
10位:5月27日
“行きたい場所に必ず辿り着けるネットはウォータースライダーに成り下がる”
ちょっと頭の弱い感じのことを書き始めた記念日。この当時はweb2.0的なものが仮想敵だった。
9位:6月4日
“僕の目的は森下さんを書き手の立場に引き摺り下ろすことです!”
森下さん(小川さん)との遣り取り。上記の「目的」は半分くらい達成しているんじゃないかと勝手に考えている。例えばこのバトンとかさ。
8位:7月31日
“yourfile hostは僕らから「神」を隠してしまうものだと言えるのではないでしょうか”
エロインターネット界の神無き時代について。「神作画」とか「神MAD」とか「神」って言葉が濫用されているのを見るにつけ思っていたことを書いてみたもの。
7位:7月3日
“WEB日記も読者を「読者の読者」へと置き換えることにより連鎖していく”
リンク論。元ネタはレヴィナス貨幣論。ずいぶん昔にクマプーで「リンク=交換」ってのを読んだときに思いついたことを書いてみたもの。
6位:6月6日
“僕は(web2.0的概念の)「前」に新しい概念を捻じ込まなきゃ駄目だと考えてる”
web2.0仮想敵シリーズの一応の着地点?なのかな?まあ、いつもどおり投げっ放しっちゃあ投げっ放しだけど。
5位:6月15日
“「「「主体性」から逃走しようとする主体」としての主体性」と言うと、あまりにポストモダニズム的な言説に引き寄せ過ぎだろうか”
ポストモダニズム」はNGワードだよなあと思いつつ、思ったことを素直に書いてみた。手垢がついた言葉だからってその言葉が表すもの(その言葉でしか表し得ないもの)までまとめて切り落とすって訳にはいかないんだ!みたいな感じで。
4位:7月19日
“そう、恋愛に於いて許可を与えるのは常に女です。だから男は「俺達って付き合ってるの?」みたいな間の抜けた台詞を口走ってしまうのです”
恋について真剣に考えてみた。男目線から恋について書かれたものってないよなあ、というところから書いてみたもの。
3位:8月21日
“自我が在る時点で他者と差異の存在は所与の前提であり、その差異は「見える/見えない」といった絶対的な差異であり、つまり「自己に都合の良い差異」なんてものでは無い”
「脱独我論」論。頭の中でバラバラに考えてたことがひとつの像に形を結んだ感じ。問題点は「絶対的な差異」を何が担保するのかってことで、今更「神」は召喚できないしなあ・・・で、結局振り出しに戻るわけだ。この「振り出しに戻った!」ってのが収穫だったな。
2位:11月24日
“これは「僕とあなた」の話なので、つまり恋の話です。僕とあなたが相対するその境目に「神様」は居るってことなのです。それは「ロマンスの神様」で、ゲレンデを溶かしたりします”
で、結局「神」を召喚してしまいましたとさ。や、なんかオチにしてしまってるけど、この世の「神」が全部「ロマンスの神様」だったら世界はきっと平和なんだろうと思うよ。
1位:12月12日
“本日は僕の大好きな焼鳥屋さんを紹介しません。大事なことなので二回言いました。”
テキストサイトが問題を書くものだとすると、ブログは答えを書くものなんだと思う。だからブログではレコメンものが多くなっちゃう。で、そのレコメンものである「はてなシュラン」をテキストサイト的にやったらどうなるか?っていうのをやってみた。すげー楽しい(僕が)。あと、ここに書かれてる店は実在します。
以上です。
実は、こういう自作解説みたいなのってあまり好きじゃないんです、僕。と言うか、嫌いなんです。「説明を一切しない」ってコンセプトでF♯をやってたくらいですから。でも「嫌い」ってのは「好き」と紙一重なんですよね。要は、そういう願望があるのを認めたくないから「嫌い」だったりするわけで。で、丁度いい機会だったんでやってみました。チャンスをくれた小川さん、ありがとうございます。
「好き」の反対は「無関心」だそうですよ。