これが答えだ!?

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森下さんも言ってる通り、言葉のニュアンスの問題なのかもしれない。正直、昨日の日記で書いた「問題」とか「答え」って言葉はそんなに深く考えないで使ったものだから。もっと気を遣えたら違った言葉になってたかもね。でもね。

テキストサイトや日記は、この糞つまらなくて糞退屈で糞面倒でそれでいて糞楽しい現実世界全体へ突きつける、僕らの「答え」です。テキストサイトは問題なんか書かない。

これ、違うだろ?テキストサイトは「答え」なんて書けないよ。「答え」なんて無い。「神」も「真実」も「答え」も、そんなもん何処にも無いだろ?
この話ってホントは、そもそも「世界」て何よ?ってことから考えた方がいいのかも知れないけど、それは取り合えず置いとくよ?置いといた上で言うけど、世界は僕らに答えを求めてるの?求めてないよ。世界はただそこに在るだけだよ。確かにテキストサイトは答え「よう」としている。僕らは世界?に答え?を突きつけ「よう」とはしている。でも絶対に「答えられない」んだよ。間違った答えさえ出せない。そもそも問題が存在しないのだから。
大事なことは二回言おう。そもそも問題は存在しない。でも僕らは答えようとする。あたかも世界?に問題を出された様に。何故かって?その方が面白いからだよ。でも絶対に答えられない。知ってるはずだよ。知っててやってるはずだよ。違うな、知ってるからやってるんだ。答えられないって知ってるから答えようとせずにはいられないんだ。言っただろ?スノビズムだって。まあ、そのスノッブの足元も危ういけどな。
改めて言うけど、僕らは「問題」を書いてるんだよ。正確に言うと「ありもしない問題」に答えようとしてる。そして答えられない。残るのは「問題」だけだろ?それは僕らに出された問題だ。横から勝手に答えられても困る。これは極めて私的なことなんだよ。「日記」なんだから。だから僕は何も隠せない。読者が僕の日記から何かを見出してそれを有難がるのは勝手だけど、だからって「隠してた!」なんて言われても困る。勿論、「価値に引っ張られて答えを設定してる」なんて言われてもね。この日記の何処にも価値なんて無いよ。在るとしたら、それは「書く」という行為にだろ。テキストサイトが目指すのはイデアへの到達ではなくてアウラの奪還だって、何度言えばわかるんだ!
森下さんは本当に「答え」を書いてるの?凄いな。それは凄いことだよ。僕には出来ない。僕は「答えられた!」と思ったらそれ以上日記なんて書かないよ。あと、メッセうんぬんのくだりは正直よくわかんなかったんだけどさ、「本当/嘘」とかどうでもいいよ。色んな森下さんが居て色んな僕がいて、全部本当で全部嘘だろ。なんか、そういう二元論的図式を持ち出したり、それに「価値」を結びつけたりして、引っ張られてるのは森下さんの方に見えるんだけどな。
もう一度言っておこうか。僕らが出来るのは「今、僕はこんな問題を世界に(世界に!)出されてます!」って日記に書くことぐらいだよ。答えなんて書けない。そこに読者が勝手に答えを見出すのは別に構わないけど、「あ、ryutaさん僕と同じ答えだ。流石ですね」とか言われても困るんだよ。つーかオレ答えてねーし、みたいなね。
あとは、ブログか。僕が「ブログは答えを書いてる」って言ったのは、上の議論にさえ到達してないって意味でだよ。つまりブログは予め答えがあるもの(答えを期待されてるもの)に対して答えてるだけだってこと。だから「答え以前の何か」ってのは正しいなって。そこだけはそう思った。