ふたたび書き手の立場から

森下さんが返事をくれました。嬉しい!僕の目的は森下さんを書き手の立場に引き摺り下ろすことです!
クマのプーさん Mugcup Collection|誤読力が足りないッ!

世の中には本当に悪い奴がいると思います。web2.0なんて言葉を作った奴がそうです。今「web2.0 思想」で検索したら1110000件hitしました。そう、web2.0って考え方というか、思想というかそんな感じがする。でも、中身は曖昧で体系化してるわけでも、構造化してるわけでも、論理化(論理って言葉大嫌い!)してるわけでもない。

森下さんはずるい。どうしてそれが「悪い」ことなの?曖昧でも、体系化されてなくても、構造化されてなくても、論理化されてなくても、「奴ら」が「中身の無い言葉」で僕らを騙していても、便利ならそれでいいじゃん?それを「悪」という以上、「奴ら」が僕らから何かを奪ってるって認識を少なからず持ってるはず。でも、森下さんは奪われてるものが何かってことについてはっきり言わない。「抑圧」とか「美意識」とか言って逃げる。読者っていうメタポジションから「役に立たない文章が読めなくなった!」って言って逃げる。

森下は「読者」との言葉を巧みに利用しながら逃げ続けている!

自分でも言ってるし。本当にずるいなあ。web2.0的なものが奪ったのが「抑圧」であり、そこから生まれた「美意識」なんだと言うなら。今、まさに、森下さんが感じているのは「抑圧」なのでは?つまり、いまこそ森下さんは書き手として、新しい「美意識」を提示するべきなのでは?
僕は、かつてのテキストサイトの人たちが「昔はタグを手打ちしてさー。」という昔話を好んで話すことがずっと気になっていて、いつかそれについて書こうと思ってた。「手打ち=身体性」みたいなことを軸にして。でも、それでweb2.0的なものに対して何かを言った気になっても、それはただの独りよがりでしかないってことに気がついて、やめた。「便利なシステムが僕らから身体性を奪った!」って言っても、「私共のシステムは広いカスタマイズ性を備えておりますので、どうぞお好きな様にご利用して身体性を取り戻してくださいませ。」って返されて終わりなわけ。これが困る。じゃあ僕らはタグを手打ちしたいのか?したくないよ!そんなの!今更めんどくさい!
web2.0は僕らを拒絶しない。web2.0は僕らの思想が具現化し易い環境を提供してくれる。web2.0は「身体性」も「美意識」も「役に立たない文章」も奪ってはいない。でも、確実に、web2.0は僕らから何かを奪っているはず。その「何か」とはなんだろうか?
それを考えるには、まずテキストサイトとは何かってことから始めなければならない。何故「日記」なのか?
あー。疲れてきたのでまた今度。