Je pense, donc je suis.

人は関係性に生きる生き物だ。例えこの世界で一人きりになろうとも、人は関係性から逃れることはできない。
自分を含めた世界の全てを疑ったとして、そのように考えている「私」だけはその存在を疑えない、とするのはデカルトのコギトだが、この命題は「私」を「考える私」と「存在する私」とに分かつものである。「私」は常に『「考える私」が「考える私」と「存在する私」が同一である様に考えること』に置いてのみ存在し得る。この時、『』で括った部分は「考える私」と「存在する私」の「関係」を表していると言える。つまり、例え世界に存在するのが「私」だけだとしても、「存在する私」は「考える私」との関係に支配されるのである。
もう一度言おう。人は関係性からは逃れることができない。
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