クマのプーさん Mugcup Collection 森下さん

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「「「主体性」から逃走しようとする主体」としての主体性」と言うと、あまりにポストモダニズム的な言説に引き寄せ過ぎだろうか。でも、「クマプー」の何が僕を惹き付けるのかと問われれば、そうとしか答えられない。

「読者2.0」こと森下さんの書く「流動的な」文章は僕に深読みと思考と更新を求める、が、その結果として僕が森下さんを「捉える」ことはない。逃げ続ける「クマプー」の前では誰もが「読者」であるしかないのだ。ここで間違えてはいけないのが、「読者」とは「差し出された文章の受け手」といった受動的な存在のことではない、ということだ。「読者2.0」は「「「読者という主体性」を持った書き手」という主体」である。

↑みたいな深読みをどうしてもしてしまって悔しい。悔しいので僕は追い続けることにした。追い続ける限りクマは逃げ続ける。童謡とは立場が逆だけど、最後には一緒に踊れたらいいなあ。

あと、最近「一句詠む」とか言ってるけど、それはもう既にやってるのでは?時々書く短文ネタは「俳句」なのではないの?感じたことを限りなく修辞を削ぎ落とした形で再構成する、って意味で。僕はそう思って書いてたけど、森下さんはまた違うのかな。その辺のこともまた話せたらいいなあ。